渡台して、一年
哈囉〜!大家好(ハロ〜!ダージャー・ハオ:皆さんこんにちは)!
デザイナーの新田です。
昨年3月17日に渡台、4月1日には台中での新生活が始まり、
国を跨いだ言葉や文化の違いという大きな括りだけではなく
“生活しているからこそ”起こる日常の些細な喜びや困りごとなどを経験しながら……、
ここ台湾に移り住み1年が経過しました!
昨春は渡航準備や渡航後の隔離生活で楽しめずにいたお花見を
「今年こそはどこかで……!」と思っていたところ、
台湾の友人らが日本へ観光旅行をするということで
日程や宿泊先を彼らと合わせて3週間の一時帰国をしてきました。
いざ、慣れ親しんだ街へ
(東京都庁からの夜景/東京駅でのドクターイエロー/京都嵐山/富士スバルライン入り口にて)
ずっと見たかった桜を新宿御苑や(以前は居住場所の近くだった)井の頭恩賜公園で眺め、
上野恩賜公園では友人たちとお花見を楽しみ、
レンタカーで富士山の4合目(積雪が1m以上あり5合目までは行けず……残念ッ!)まで脚を伸ばし、
新幹線を使い京都・大阪を経由し、最終滞在地である僕の地元・福岡へと向かいました。
東京や関西、福岡も自身が数年住み慣れ親しんだ土地であっても知らなかった場所や物が多く、
逆に台湾の友人らや父に教わったりしながら本当に多くの場所を訪れ、
今回の日本旅行はとても新鮮かつ濃密な良い経験ができたと思っています。
共に行動していた台湾の友人は初めて(!)の日本旅行であったため、
各所の施設や自然を眺めては感嘆の声をあげながら、買い物や食事をとても楽しんでいました。
そんな姿を横で見ながら東京に10年近く住んでいた僕はと言えば……、
多くの場所で進化し続けている街の様子に目新しさと懐かしさを感じつつ、
幼い頃から憧れ移り住み、気に入っていた街をたった1年半離れたていただけで
どこか自分とは少し縁遠くなってしまったような感じを内心とても驚きながら、
今はもう自分の街が、心が台湾へと“移ってしまった”ことに気づきました。
(熊本は大観峰から眺める九州の山々)
HAPPINESS IS CONNECTING TOGETHER.
まさに「思い立ったが吉日」で準備し渡航、生活を始めた“人生初めて”の海外生活 で
日々シンクメディアのメンバーの皆と協働し、会話を楽しみながらも、
日本人として生き学んできた多くのものが海外では通じないことは頭で理解をしつつも
時に精神的な不安や迷いを覚えながら過ごし生きた、この1年——。
そうした話をすると「帰国しても良いんじゃない?」と父や日本の友人たちは返してくれますが……。
カタコトの台湾華語や英語を発したり、発せられた言葉を曖昧なままに理解し判断をしている場面が多い僕を
それでも理解しようと努め支えてくれる台湾の友人たちであったり、
生活環境は離れていても電話やネットを介して心通わせ支えてくれるシンクメディアのメンバーの皆や
日本の友人たち、父がいてくれるのはとても幸せなことだと、今回の一時帰国で強く感じました。
そして1年という時間を掛けながら少しずつではありますが
台湾での生活環境に慣れてきた今、自分なりに新しい目標に向かい試行錯誤してみたいと、
この環境と時間を楽しみたいと考えています。
傍にいてくれる人たちを不安にさせることなく、互いの気持ちを尊重し理解合いながら、
これまで以上に台湾と日本の文化や言葉、風土をより広く深く学びつつ、
そこで見て感じたことをこの JOURNAL で台日の皆さんへご紹介していきたいですね。
(台湾桃園国際空港/コミック《PEANUTS》と《Starbucks Coffee Japan》とのコラボデザインキャップとTシャツを着て)
それでは、今日はこの辺で。
謝謝大家、掰掰〜!(シェシェ・ダージャー!バイバ〜イ!)