台中での生活
大家好(ダージャー・ハオ:皆さんこんにちは)!デザイナーの新田です。
早いもので、もうじき台湾に入境した日から半年が経とうとしています。
本当に少しずつではありますが、
生活する上で必要なカタコトの台湾華語を使い(そして聞き返され:笑)ながら、
行く先にドキドキしながらも電車やバスに揺られながら
僕が現在住んでいる台中市内だけでなく近隣の街へ出かけられるようになりました。
(日本統治時代から続く創設100年の歴史を誇る、そして現在は台中の美食が集まる《台中市第二市場》)
ずっと行ってみたかった場所へ
先日、日本にいる時からずっと気になっていた《彰化(チャンファ)扇形車庫》へも出かけてみました。
なぜ気になっていたかと言うと……、
渡台直前に九州は大分県玖珠町にある《豊後森機関庫》へ行ったことがあり、
実際に動いている姿を見てみたかったのです!
昭和32年から開始された蒸気機関車の無煙化に伴い蒸気機関車が姿を消した後、
機関庫自体の老朽化などの理由により数多くが解体された中で
現在、九州では唯一となった豊後森機関庫で扇型機関庫と転車台の姿を見ることができます。
(現在も稼働する彰化扇形車庫と、九州唯一の扇形機関庫となった豊後森機関庫)
僕が《彰化扇形車庫》へ行った日は、すでに台湾の夏休み期間に入っていたため、
平日にも関わらず多くの家族連れや観光客で溢れていました。
偶然にもその日は入庫と出庫の両方と、同時にターンテーブル(転車台)が動く様子を見ることができました!
電気機関車、ディーゼル機関車、ディーゼル客車、そして今もなお現役で活躍する蒸気機関車が
この彰化扇形車庫で見ることができるそうです。
台湾の鉄道も殆どが電化(電気機関車)されていますが、貨物列車を引くためやトラブル時に、
また本線以外にも幾つかの一部の線路が電化されていないために今もディーゼル機関車は活躍しているのだとか。
すごいですね!
台湾のローカル料理に舌鼓♪
美食の多い台湾に住んでいても基本的には自炊であったり、
漢字そのものは読めても発音がうまく出来ず注文が通らない(混み合う時間は特に)こともあって
普段はあまり好んで外食をしないのですが……、
自分の“旨いものセンサー”が働き「どうしても食べたい!」時や
台湾の友人が傍にいる時は 話は別 です。(笑)
(夜市で《蚵仔煎》と《臭豆腐》、朝ご飯に《蛋餅》、昼ご飯に《鴨肉の便當》)
夜市での揚げた《臭豆腐(チョウドウフ)》、台湾の牡蠣オムレツ《蚵仔煎(オアチェン)》、
外側がカリッと中はふっくらとした朝ご飯の定番(!)の《蛋餅(ダンピン)》、
いつも行列している人気店さんの、肉の甘味たっぷりの《鴨肉の便當(ベントン)》を最近いただきましたが、
多くの台湾料理は甘めの味付けに少し油が多めと言った感じでしょうか。
個人的には、微量に塩味を足すと“味がキマる”と思うのですが、
それ(或いは、日本人が普段口にする味付け)は台湾の人たちによると「Salty(塩辛い)」だそうです。
そして……。
この半年近くこの味に馴染んでいるせいか、
先日自炊した時の料理の味付けが少し甘い?薄い?ような、
味の記憶と味覚がどこか合致しない心地の悪さを、自身の舌の変化を如実に感じています。
どのくらい変わったのか、一時帰国した際に美味しい日本食を食べに行きたいと思っています。(笑)
(〈REC COFFEE〉さんより眺める台中市の夜景)
デザインやイラストレーション、御飯や器、植物といった
自身が興味あるものにアンテナを張ることから始めた台中での新生活ですが、
シンクメディアのメンバーの皆をはじめ、台日の友人たちに多方面で助けてもらいながら、
そして、揚げた《臭豆腐》は「美味い」のだと気づかせ(苦手意識を吹き飛ばし)てもらったりもしながら、
元気に、楽しく、有り難く毎日を過ごしています。
今日はこの辺で、謝謝大家!掰掰〜♪(シェシェ・ダージャー!バイバ〜イ!)